イチョウは建築用材として使用されることは皆無で、木材店で売られているのを見ることがない樹種です。
イチョウは、アジアに広く栽培されている雌雄異株の落葉高木で、原産は中国です。
心材と辺材の色の差はほとんどなく、その色はやや黄色みを帯びた白色です。
早材と晩材の差が明らかではないので、年輪はあまりはっきりとはしていません。
人工造林をすることがないので、大量に使用されることはありませんが、カヤよりは数段廉価なものとして碁盤や将棋盤に、
また、殺菌効果があるため”まな板”などに利用されています。
建築材としては床柱に利用されることが多いです。
参考・引用文献
『”木”のはなし』 つくば緑友会 発行
Umehara lumber merchant